2022.02.10

北米における大手日系フォワダー様との連携。輸送日数短縮と品質向上事例

「北米にて自社混載サービスを展開しているが、リードタイム・貨物リマーク事項発生のリスクや、接続・到着確認作業の実務負荷が大きい。」
「輸送品質向上と混載便の収益改善を図りたい。」

そんなお悩みを抱えておられた企業様の成功事例をご紹介いたします。ぜひ、ビジネス展開の参考になさってください。

 

お客様のご紹介

・大手日系フォワーダー様。
・北米大都市・日系進出企業がある地域に各支店を展開。
・航空便を主とし、自社海上混載サービスも展開。最終仕向地によって弊社混載サービスをご利用いただいている。

お客様の状況と課題

・米国西岸向けに自社混載サービスを展開しているが、中西部・南東部・東岸エリアの貨物も全て西岸にある倉庫でコンテナを開け、協力会社手配で各内陸仕向地へ輸送。そのため、リードタイム・貨物リマーク事項発生のリスクや、接続・到着確認作業の実務負荷が大きい。
・自社でお取り引きのあるその他荷主様の緊急性やまとまった発注によって、常に航空便やFCLへの変更をギリギリで判断されることで、定期混載便の収益が大きく左右される。
・対協力倉庫や内陸輸送業者との連携や大手米系同業他社と比較し優位性を継続的に維持することが現実厳しい環境である。その結果本来求める輸送品質に見合わずお客様からご指摘をいただくことも、度々発生する。
・お客様が現行利用されている貨物引取りの保税倉庫を変更する事なく改善をしたいとのご要望が大変強く、北米海上輸送に特化し、日本のビジネスにも精通をしている大手LCLキャリアに輸送をお願いすることでこの課題を解決できないかと検討。

セイノーロジックスが提案した解決案

①実務フローを構築とダイレクトサービスの提案

弊社北米代理店Caro Trans International Incと長年培ってきた経験や輸送実績から、米国各現場倉庫・内陸輸送キャリアと強い繋がりのもと実務フローを構築。西岸経由内陸サービス・シカゴ向けダイレクトサービスの2つを主軸に各最終仕向地への輸送提案をおこなう。

②課題と貨物の特性までも共有したサポート体制

現場・内陸輸送キャリアのマネージャー・各担当者レベルまで課題共有と貨物の特性やハンドリングの注意事項等、事前に周知。その結果、シームレスに最終仕向地までの実務連携を実現。

③KPIとSOPの共通認識

お客様・現場・当社で共有できるKPIとSOPを設定する。今まで不明瞭であった接続時の現場が抱える問題や情報の不伝達等のリスクが大幅に改善する。3か月のトライアル期間を設け、過去実績と比較できる環境を整える。

お客様が弊社に切り替えたポイント

case004-002・20年以上前から米国駐在を置き、長年の実績は既に理解していたが、本提案を通じセイノーロジックスが北米事情・現場を熟知されていること、米国スタッフ・輸送業者との固い信頼関係が築かれている点を随所に感じる事ができた。
・セイノーロジックスは西岸・東岸・中西部の主要都市へ日本5大港エリアからの定期直行便を数多く展開されており、他社サービス・自社サービスと比較し選択肢が多い

実際に得られた導入の効果

・今までの自社展開と比較しトライアル期間中、中西部内陸向け地において7-10日前後の輸送日数を短縮。
・実務レベルで抱えていた確認作業等の工数を20%前後削減ができ、かつ情報伝達も以前より大変スムーズとなり、輸送品質向上へ繋がった。

今後の展開

お客様から「お互いの信頼とパートナーシップをより強固なものにし、新規海上混載は今後セイノーロジックスにお任せしたい。」と信頼いただきました。

また、「輸送品質・業務時間工数共に大きく改善できたことで、営業活動により集中できる環境を整え、北米エリアの拡販を推進していきたい。」とお喜びのお声をいただいています。

 

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