2022.11.17

おいしい日本酒を変わらない品質で海外へ!ひんやり混載サービスご利用事例

世界的な健康志向やグローバル化が進む中で、各国から支持を得る日本食香港や中国ではレストランではなく家で飲む機会が多く、コロナ禍で旅行などを楽しめなかった分、品質の高い日本酒の需要が急拡大しており、アジアへの輸出需要も急増しております。

今回は、アジアへ販路を拡大中の日本酒専業商社様にご利用いただいた香港向けサービスの事例をご紹介いたします。 温度管理が必要な商品の輸送に最適なサービスですので、日本酒以外でも、調味料や冷凍品など、日本食の輸出をお考えのお客様のご参考になれば幸いです。

お客様のご紹介

・九州地場の会社で九州の酒蔵から日本酒を仕入れて国内外に販売する日本酒専業商社様
・常温での輸送は、アメリカ向け、欧州向けのみ輸出があった
・輸送は10年ほどお付き合いのある輸送業者に常時、手配を依頼していた

お客様の状況と課題

・主力商品の保冷が必要な生酒輸出販売を伸ばしたいが、保冷混載輸送サービスがないためFCL手配をせざるを得ずコスト高となり販売が伸び悩んでいた
・パンデミックの影響で、アジアでの高級日本酒の需要が急激に増え、アジア展開を考えたものの輸送方法が固まっていなかった
・品質保持のため保冷状態で輸送する手段を探していた
・輸送方法さえ固まれば、商談で案件を獲得し、販路を広げていくことができる状態だった
・まずは香港向けの保冷混載から開始し、基隆向けの輸出も計画中だった
・現地の荷受人に対するサポートに不安があった

ひんやり混載サービスを利用したソリューション

小口であっても、海上混載便をご利用いただくことで物量に応じた最適なコストで輸送が可能。また海上便であっても、保冷コンテナ(リーファーコンテナ)を使用し、一貫したコールドチェーンで輸送することで品質保持が可能な「ひんやり混載サービス」をご提案させていただきました。

小ロットでも輸送コストの最適化

サンプルが好評である一方、バイヤー様側で需要をつかみきれていない段階ではまとまった物量のオーダーがなく、少量の出荷であってもFCLを利用せざるを得ない状況でしたが、ひんやり混載(冷蔵混載)をご利用いただくことで小口でも物量に応じたコストでの輸送が可能となり、コスト削減に貢献しました。
試飲用として様々な種類の日本酒を詰め合わせ、サンプルとして送る場合等も小ロットになりがちなので、ひんやり混載(冷蔵混載)によるコストの最適化が見込まれます。

自社サービスならでは!的確な情報提供が可能

自社で運営するサービスのため、現地側CFS(保冷倉庫)や現地代理店とスムーズに情報連携しております。
実際に、現地代理店から荷受人様に、輸送の手順や、輸入に必要なライセンスをお持ちかどうかの確認をさせていただき、ライセンスを取得されるタイミングも事前に確認できていたことで、的確な輸送スケジュールを立てることができ、現地での保管などの無駄な時間やコストの発生を防ぐことができました。

③一貫したコールドチェーンで品質確保

火入れをせず新鮮な味わいが特徴の「生酒」は温度管理が必要で、品質管理が難しいお酒です。
ひんやり混載サービスでは、リーファーコンテナで海上輸送中も一定温度を保つことはもちろん、日本側の受託倉庫、現地側の倉庫も冷蔵・冷凍倉庫を利用するため、生酒のように温度管理が重要なデリケートな商品でも品質を保持したまま輸送ができ、現地のお客様においしいお酒をそのままお届けすることができました。

導入を決めたポイント

・セイノーロジックスの自社サービスのため、必要な情報がタイムリーに提供され、説明がクリアだった
・ホームページにサービス概要が分かりやすく掲載されており、ホームページから簡単に問い合わせができた
⇒お問合せはこちらから
・食品専門の部署があり、電話・メール・オンラインでの打ち合わせなど、営業担当者が柔軟に対応してくれた
・担当者との物理的な距離が遠かったため地元の業者と迷ったが、顔を合わせることよりも、案内の内容やサポート体制の方が重要だと感じた
・送りたい商品が300~500キロ程度でFCLほど物量がなかったが、小口でも物量に応じたコストで輸送できるのがニーズに合っていた

実際に得られた導入の効果

・他社サービスでは、間に業者を挟むため、確認に時間がかかったり、必要な情報を的確に得られなかったりするが、セイノーロジックスは欲しい時に欲しい情報が得られ、担当者の手間と時間が削減された
・担当者と直接会わない距離感だったが、逆にオンラインや電話などを利用することでフレキシブルに時間を活用してやりとりができた
・少量でも物量に応じたコストで輸送できるので、今まで以上に商売の回転がよくなった
・色んな品目を詰め合わせてサンプルとして送る場合にも使え、新たな販路開拓にも利用できた

今後の展開

食品専門部署を立ち上げてから、多くのお客様より様々なお問い合わせをいただけるようになりました。
例えば、焼酎、ワイン、チョコレート、鶏卵、味噌醤油などの調味料。

サービス好評につき毎週香港、基隆、シンガポール向け配船を行っております。
今後もお客様のお声をもとにルート開拓を進めていきたいと考えております。

食品の輸送に関してお悩みがございましたら、どんな内容でも結構ですのでぜひお気軽にご相談ください。

冷凍(ばりひえ)・冷蔵(ひんやり)混載サービス資料ダウンロード